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システム手帳のリフィルのサイズ-メーカー独自仕様2

前回は、日本メーカーの独自サイズのリフィルについて共有しました。

今回は、海外のシステム手帳メーカーといえば、filofaxとフランクリンプランナーかなと思います。

filofaxは独自サイズのリフィルが見受けられませんので、フランクリンプランナーだけを取り上げます。

 

といっても、正直、フランクリンプランナーのウェブサイトを見た方が早いかもしれません爆

 

どれも独自サイズ

フランクリンプランナーのウェブサイトにある「リフィルについて」を見ると一発です。

三種類あります。が、どれも独自サイズです。驚愕です(笑)

  • ポケットサイズ 153mm × 89mm
  • コンパクトサイズ 172mm × 108mm
  • クラシックサイズ 216mm × 140mm

まずポケットサイズですが、世界共通仕様のサイズと比べても全く類似性がありません。穴の位置は、バイブルサイズと同じと想定されます。が、幅がバイブルに比べると狭いこと、高さが低いことで、完全に独自サイズです。他社のシステム手帳(バイブルサイズ)バインダーには入りそうですが、上下左右ががらっとするでしょう。

 

続いて、コンパクトサイズ。バイブルサイズより高さが1~2mm大きく、横幅は10mm以上幅広です。結果、他社のシステム手帳(バイブルサイズ)バインダーには穴の位置は合うものの、バインダーから大きくはみ出る可能性があります。

 

最後にクラッシックサイズ。こちらは、、、、、なんと7穴という特殊な穴形状。大きさもA5の変形サイズで、これは流用性はまったくありません。

 

顧客囲い込み作戦の最右翼

独自サイズのリフィルを作るということは、「顧客囲い込み作戦」が主な目的だろうと思われます。先般紹介したASHFORD社のHBxWA5なども同じ理由でしょうが、ASHFORD社よりもフランクリンプランナ―の方がその傾向が強いと言えます。ASHFORD社は、二つの世界規格を掛け合わせたものですが、フランクリンプランナ―は完全オリジナル。

 

フランクリンプランナ―は、手帳そのものを売っているというよりは「その思想」を販売しているという傾向がありますから、こうした独自サイズでも十分にやっていけるのではないかと思われます。なにせ、専門の物理店舗がありますし、本などを使って手帳の使い方そのものも販売するし、セミナーなどで利用者を増やすという方法を採っていますから。

 

次回は、当社の独自規格についてお話しします。