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システム手帳とルーズリーフ

文具のことをあまりよく知らない方々にとって、システム手帳とルーズリーフはよく混同しがちです。何が違うのか。

ルーズリーフ

いくつか、特殊形状はあるものの、一般的にルーズリーフというと、

  • A5
  • B5
  • A4

の3種類があります。A5サイズは20穴、B5サイズは26穴、A4サイズは30穴の穴が空いている紙をはさめます。

 

多くの方は、学生時代にB5サイズを使っており、社会に出ると使わなくなるというパターンが多いかなと思われます。

B5サイズはプラスティック製のバインダーが普及しています。逆に、革などでできた高級品はあまり見られません。

これは学生が使っているからというところが大きいかと思います。

 

近年は、A5サイズを使うビジネスユーザー、大人ユーザーが出てきています。

浅草橋にあるステッチリーフさんのようなお店も出てきていて、裾の広く広がっているというまではありませんが、一部のユーザーさんに広まっています。

 

システム手帳

このサイトをご覧になっている方には、釈迦に説法だとは思いますが、一般的に言われているシステム手帳のサイズは、

  • マイクロ5
  • ミニ6
  • バイブル
  • A5

の4種類がありますね。基本は6穴、マイクロ5のみ5穴。

 

あまり、学生などが使っているイメージはないのがシステム手帳ですね。

 

この2つの違い

ユーザーが違うことで、結果として使える紙のフォーマットがかなり違いますね。

ルーズリーフの方は、「勉強」が中心になっています。システム手帳は「ビジネス」ユース。

 

が、この壁のようなものがだんだんと無くなっていくのかなというイメージを私は持っています。

先に書いたとおり、ルーズリーフをビジネスユースで使う方も出てきていますし、逆にシステム手帳をパーソナルユースで使う方も出てきています。

 

ただ、やはり、紙のフォーマットはまだまだ差がありますね。

共通するのは、カレンダーフォーマットはどちらにもあることでしょうか。

 

自作しやすさ

フォーマットの種類は、上述のように勉強とビジネスで違いがあるので、ルーズリーフをビジネスユースで使う、逆にシステム手帳をパーソナルユースで使うとなると、フォーマットの自作のしやすさが鍵になります。

 

システム手帳の場合、いわゆるA判、B判に沿っていませんので、家庭用プリンタで印刷するには、サイズ設定なども面倒です。一方、ルーズリーフの方はたいていがA判、B判に沿っていますので、印刷がしやすいということはあります。

 

結果、自作のしやすさはルーズリーフに軍配が上がるのかなと思います。

 

購入する楽しさ、選ぶ楽しさ

一方、システム手帳に軍配が上がるのは、サイズにも依りますが、リフィル選択の幅が非常に広いことですね。特にバイブルサイズはたくさんありますから、自分に合ったものを選択できる可能性が高いです。

 

また、ルーズリーフと違って、かなり小さなものもあります。ルーズリーフは、特殊なものを除けば、A5が一番小さいですからね。システム手帳では、そのA5が一番大きい(笑)。

ここは、持ち運び易さなどにも影響しますね。

 

また、システム手帳のバインダーは各社から発売されていて、ルーズリーフよりも選択肢がたくさんあります。高級感がある革製もたくさんあり、ビジネスユースではやはり、システム手帳かなとなりますね。

 


ということで、どちらにも一長一短がありますから、ご自身でどういう使い方をするのかを考えて選ぶことになります。

試行錯誤する場合は、安いバインダーをまず用意して、数ヶ月テストすることを勧めますね。その上で、使用方法が固まってきたら、高級品を手に入れて、育てるのが一番です(笑)。