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HIRATAINDERバイブルへの道のり-HIRATAINDERはいかに小さくなったか

このページでは、スライド手帳 HIRATAINDER バイブルがどのようにして生まれたのか、その紆余曲折などを書いてみます。(2015年3月現在)
すべて事実に基づいており、盛ったりしておりません。
長文ですので、覚悟してお読みいただければ幸いです。

目次

バイブルへの要求

A5バインダー写真スライド手帳HIRATAINDERを初めて他人に見せたとき、言われたのはやはり、

  • このサイズしかないの?
  • バイブルサイズはないの?

というものでした。システム手帳の世界ではバイブルサイズが主流で、あまりA5サイズは重視されていないのかもしれません。

実は、必ずそういう要求があることもわかっていましたが、予算定の都合などですぐにバイブルサイズをつくる選択はできなかったのです。

バイブルへのシフトチェンジ

その後、Neoを先に開発して、 2014年のISOTになんとか間に合わせました。おかげさまで、ある程度の売り上げはありましたが、やはり、お客様からはバイブルサイズの要求は根強かったです。

大学生の頃、 自分も使ってはいたので、やってみたい気持ちはありました。

A5サイズの本革版を先にやるかという迷いもありましたが、最終的にはバイブルサイズのバインダーを先にやることにしました。

試作品、大成功?

バイブルファーストサンプルシフトチェンジしてからすぐ、いつもお願いしている工場と打ち合わせをしました。その後、 A5サイズの製造で余っていたリサイクルレザーを使い、形のサンプルを作ってもらいました。

これが1回目のサンプルです。 (左の写真)

内側には工場に余っていた合皮を適当に選んでもらって、貼り付けました。

工場からできあがってきたサンプルを見て、正直、小躍りして喜びました。なぜなら最初にイメージした感じの通りにできていたからです。

しかし、何かが違う。大成功のように思うけど、何かが違う。開きや閉じには不満もなく、作りも問題はありませんでした。

違和感は大きさだった

バイブルセカンドサンプル最初に作ったサンプルをよく知っている人に見てもらうと、大体の人から同じ反応をもらいました。「少し大きいのではないか?」と。

私自身はA5サイズに慣れてしまっていたので、大きさや縦横の比率に違和感はありませんでした。しかし、他の方々は客観的に見ると、その大きさはおかしかったのです。

少し大きめのリフィルを挟むことも考えれば、この大きさも悪くないと思いましたが、違和感は拭えませんでした。

結果、やはり大きさを変更して再試作することにしました。

小さくしたら・・・

青の小さいバイブル小さくするにあたって、思い切ってジャストサイズを作ってみようと工場側と調整しました。その際、金具のリング型なども変更して作ってみました。

しかし、その結果は残念なものでした。

まず、狙っていた平たさがでなかったのです。平たくないんではダメです。2つ目は表紙が小さくなったことで、硬さが際立つようになったことです。

硬さの方はリサイクルレザーを極限まで漉いて対応することにして、また試作を続けました。ここまでで3ヶ月は経過していました。

開いてしまう・・・残念


上の動画を見てください。先程のジャストサイズの試作品は、このように自動的に開いてしまいます。本棚に積んでおいて長く経った今でこそ、安定して閉じていますが、試作した当初はかなり長い間、このままでした。

この閉じないという問題は、素材全体が真っ直ぐになろうとする力が強いためです。平たくなる特徴にはこの素材の特質はプラスに働くのですが、あまりに固く表紙が自動的に開いてしまうのでは、使い勝手が悪くなります。

これではHIRATAINDERではなく開いてしまうんだーになってしまいます。

内側の合皮を見直し

工場の方と色々お話し、何が原因なのかを考えました。リサイクルレザーは既にもう極限まで漉いていたので、これ以上漉くことはできないし、やれば破ける可能性が高くなるとのことでした。困りました。

そこで、内側の合否を見直すことにしました。一度、違うもので作りましたが失敗。またまた困りました。

そこで、これまで使ってきたカバンや靴などに使われる合皮素材ではなく、服などに使う合皮素材を検討することにしました。素材が柔らかい可能性が高かったからです。

温かい支援を受ける

実は俺、同じ頃、アパレル関連の企業支援を私はコンサルタント側の仕事でやっていました。そこの社長に、この話をすると、サンプル帳を持ってきてくれて

「これはどうだ」
「あれもいいぞ」

と、いろいろ見せてくれました。本当にありがたかった。

結局、そのサンプル帳の中にあったものと同じものを商品には採用しています。たまたま、いつもお願いしている工場が提案してきたものと同じものを私が選んだようでした。

なんとか量産が決定!!だが、、、

先ほど選んだ合皮素材で、最終的な試作をしました。とてもうまくでき、満足するものができました。当社のような零細企業で資金力も全くないところができない部分も残りましたが、十分に満足できるところまで試作ができました。

この施策で、最後の量産を決め、色の数などのバランスを考えて、ファーストロットの数量を決めました。しかし、同時期に素材の在庫問題が発生してしまいました。

黒のリサイクルレザーがなくなってしまった、、、

黒のHIRATAINDERバイブルA5サイズのHIRATAINDERシリーズにも影響が出ているのですが、リサイクルレザーの黒色の素材が日本国内で年末に底を尽きたのです。

素材の卸がドイツ本国のメーカーに発注しましたが、納期は3ヶ月以上先とのことで、黒の製造を諦めざるを得ない状況になりました。

ところが、工場から1通のメールが飛んできました。

「実は、 A5サイズを前に作るとき断裁するのを失敗した黒の素材が余っている。バイブルサイズの大きさなら何個か取れそうだ」

というお話でした。それだけでも全色を揃えられると言うことで、数量は少ないものの、これで量産をお願いしました。

ファーストロットが入ってきた

IMG_2345s.jpgそしてようやくファーストロットが入ってきました。
できあがった商品を 、私自身は試して使用してみました。

はじめ、背が固いので、閉じたり開いたりは安定しませんでした。しかし、右の写真のように使いながら背表紙を押すなどして馴染ませていくと、だんだん使い勝手がよくなってきました。

新しくバイブルサイズのバインダーをお買い求めになるときは、この辺に気をつけて頂けたらなとおもいます。

次は本革です

バイブルサンプルゴールドシステム手帳といえば、残るサイズはミニ6穴です。また、システムダイアリー型の8穴ともあります。

でもいまは私の中で、本革版HIRATAINDERに気持ちは向いています。

本革なら素材としてより柔らかいですから、馴染みも早いでしょう。 2015年中にはなんとかしたいと思いますので、お待ちください。

実は左の写真のようにサンプルにはもう手をつけています。

以上で約1年にわたって試作を繰り返してきたスライド手帳HIRATAINDERバイブルの開発ストーリーは終わりです。試作の回数も多くなりました。




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